トリュフの生える場所、季節、そして価格

 
贅沢品であるブルゴーニュ産のトリュフは、ブドウ畑が広がる石灰質土壌でも斜面上の台地部分を好み、藪や森の下草で収穫されます。ヘーゼルナッツ、シデ、黒松の足もとに生えるこのキノコは取り扱いが難しく、収穫できるのは9月中旬から1月末まで。非常に高価なのはこのためです。この森の宝物を探しに行くのに、特別な技術は必要ありません。この方向を嗅ぎ分けられる訓練された特殊な犬さえ伴えば・・・・・・。

フランス料理のミューズ


トリュフの恍惚とさせる森の下草とヘーゼルナッツの香りは儚いものですが、これをうまく取り込むのが料理のコツでもあります。オムレツやクルミを混ぜたサラダにオリーブオイルのサラダなどがトリュフ料理の定番ですが、ホタテ貝やリゾットもトリュフの魅力を最大限に惹き出します。

トリュフを学ぶ

オート・コート・ド・ニュイ地区にある「Maison des milles truffes et champignons」(メゾン・デ・ミル・トリュフ・エ・シャンピニョン)では、展示物や試食を通してトリュフに関するあらゆることが学べます。

コンクール・エ・コルボワン村の「L’Or des Valois」(ロール・デ・ヴァロワ)では、訓練された特殊な犬と一緒にトリュフ狩りに出かけたあとトリュフの試食をしたり、すべてのお料理にトリュフを使ったランチを体験してみることができます。秋になれば、ヴォ―ヌ・ロマネ村のドメーヌ・リオンでトリュフとワインのマリアージュを楽しんだり、ナントゥ村のドメーヌ・ド・ラ・カボット付属の民宿にてトリュフ栽培を見学したりブルゴーニュワインとトリュフのマリアージュを試せるウイークエンドプランもご予約できます。