ブドウ畑と歴史的建造物を35kmにわたって自転車でたどるのは、ブルゴーニュワインの愛好家はもちろんのこと歴史ファンにとっても忘れられない経験となるでしょう。カップルで、ファミリーで、友人同士で、自由気ままにちょっと違った視線でブルゴーニュを回ってみませんか?
ボーヌ―サントネイ
ブドウ畑の中に飛び込むにはサイクリンが一番!ボーヌとサントネイをつなぐ22kmのコースは小道とワイン生産者や収穫人が普段通っているブドウ畑の中の農道を走ります。情緒あふれる風景を楽しんだり、絵画のように美しい小さな村で一休みしたり、ブドウ畑での栽培作業を見守ったり…見どころには事欠きません。サイクリングコースは難易度が高いこともなく整然と植えられたブドウ畑に感嘆したり、道端の石垣をテーブル代わりにピクニックしてみたりしませんか?
道すがら、ワイン生産地のポマール村、ヴォルネイ村、ムルソー村、ピュリニー・モンラッシェ村、シャサーニュ・モンラッシェ村、サントネイ村にはレストランあるいはカフェもあります。ロマネスク様式のチャペルやブルゴーニュ大公時代のシャトーはもちろん、小さな村をぶらぶらと散策するだけでも楽しいものです。終点のサントネイ村では、フランス中央運河と曳舟道沿いに走るサイクリングロードに合流もできます。
サントネイ―ノレイ
サントネイ村からノレイ村までのla Voie des vignes(ワインルート)は、かつての鉄道跡を走ります。この鉄道跡は現在サイクリスト、ローラースケーター、ハイカー向けに開放されています。13㎞にわたってマランジュ村の緩やかな丘やコルモ村の断崖から見渡す大パノラマを眺め、そして中世の町ノレイを散歩してみましょう。終点には2つの高架橋から素晴らしいブルゴーニュの風景が望めます。
ブルゴーニュ南部のサイクリングロード
サントネイ村もしくはシャニー町からアカシアやポプラの並木道をくぐりながらサン・レジェ・シュル・ドゥーヌ村とシャロン・シュル・ソーヌ市へ。フランス中央運河沿いの引き船道を利用したサイクリングロードは牧歌的な風景と運河のロック(こう門)が楽しめます。